【家庭菜園】アブラムシ。
家庭菜園を始めて苗がすくすく成長する様子を毎日観察していると、妙にアリがウロチョロしていることがあります。
このアリたちはアブラムシが肛門から出す汁をもらいに集まって来るそうです。
どういうことかというと、うちの可愛いキュウリの苗がコツコツと光合成した甘い汁を、よってたかってチューチュー吸って、余った分は肛門から排泄しアリに吸わせる事で天敵から護ってもらってるらしいです。
弱いクセに用心棒まで雇って、うちのキュウリはそのギャラまで払わされてるってことです。
このアブラムシですが、どっから湧いて出てくるのか、潰しても潰しても居なくなりません。
無農薬にこだわるわけではありませんが、農薬成分が残留しないように収穫の何日前まで使用できるか等、管理が大変なので僕は農薬を使わずガムテープ的なものでペタペタくっつけて、それを折りたたんで潰します。
【驚きの生態】
冬を越した卵から、春になって産まれてくるのは全てメスで、オスとではなくメス単体で生殖してメスを産み、しかもそのメスは既に胎内にメスを宿してるそうです。
まるで分裂するかの様に増えるアブラムシですが、増えすぎると羽のあるメスが産まれて、他の葉っぱへ飛んでって、そっちはそっちで繁殖するというからたまりません。
東北地方や北海道では、冬の到来を知らせる「ユキムシ」や「ユキバンバ」等といわれるフワフワと雪が風に舞うように飛ぶ虫がいますが、じつはこれもアブラムシなんだそうです。
冬を越せないアブラムシは秋から冬にかけてオスが出現し交配して卵の形で越冬するそうですが、飛行能力の弱いアブラムシが、より遠くまで行きたかったのか、羽に蝋のようなものを分泌して低い気温で固まった蝋に包まれた姿は雪そのものです。
あの初雪を思わせる白いフワフワがアブラムシだったなんて、知らなきゃよかったと思う反面、誰がに教えたくてたまらない気持ちにもなります。
【家庭菜園】キュウリの生理障害。アンモニアガス障害。
キュウリの葉っぱがまだらに白化して枯れる障害。
土壌の中から発生するアンモニアガスを葉っぱの裏の気孔から葉っぱの中に入って気孔周辺の細胞から障害を受ける。
土中の窒素が根から吸収される形の硝酸態窒素にかわるまでに微生物の働きでアンモニア態窒素、亜硝酸態窒素と変化するそうてすが、その途中の過程でアンモニアガスが発生すると思われます。
【気になること】
気温が高くなり微生物の働きが活発になってアンモニアガスの発生量が増えたこと。
植え付けして間もなくの時に子どもと遊んでて畝におが屑を撒いたこと。
白化して枯れた葉っぱが低い位置に多いこと。
【対策】
- 畝にマルチ等を施してアンモニアガスを閉じ込める。